タイトルのとおり、中華スマホ、Xiaomiについての記事です。
Xiaomi(シャオミ)という中国のスマホメーカーをご存知ですか?
私の周囲には、中華スマホを使っている人はほとんどいないですし、Xiaomiに至ってはその名前を知っている人もいないくらい日本では知名度の低いメーカーですが、
創業9年ながら、世界スマホ市場で第5位のシェアを持つ注目のスマホメーカーです。
私自身、利用者として使用満足度大のイチオシのスマホです!
Xiaomiについて
Xiaomi(小米科技/シャオミ)は、中国の北京に本社を置く総合家電メーカーです。
オレンジ色のロゴが目印です。
「中国のアップル」といわれ、世界では注目を集める企業です。
2010年、元キングソフトの会長兼CEOであった雷軍(Lei Jun)氏により創業。
スマホの発売を開始したのは2011年ですが、2014年には中国国内シェア1位を獲得。2014年には世界シェア3位となったことも。現在では世界シェア5位あたりに落ち着いていますが、短期間で劇的な成長を遂げ、スマホメーカーとして高い地位を築きました。
2015年から2016年には、中国のライバルメーカーの躍進により売り上げが低迷し、経営危機がささやかれていたこともありますが、最近ではインド市場で売り上げ首位を獲得するなど、海外での売り上げを伸ばし、再び調子をあげています。
また、Xiaomiのスマホは、主に20代以下の若い世代をターゲットにしているようです。
もともとはスマートフォンメーカーとして創業していますが、現在では、総合家電メーカーとしてタブレットやPCのみならず、電動バイクからキッチン用品まで幅広く事業を手掛けています。
Xiaomiを利用したきっかけ
私が初めてXiaomiのスマホを利用したのは、ニュージーランド生活中です。
とはいっても、ニュージーランドで普及していたというわけではなく、
本来は店頭でサムスンの機種(ニュージーランドで最もポピュラーだった)を購入しようと思っていたのですが、ちょうど買いに行った日に購入予定だった機種のセールが終わったところで、「割高感」を感じてしまい、その日は購入を断念。笑
どうしようかなーと考えなおして、日本に帰ってもすんなり使えるSIMフリーのほうがいいのでは!と思いついて調べていたところ、価格が手頃な中華スマホにたどり着きました。
そこでXiaomiについて知り、かなり高評価の情報が載っていたので、興味を持って購入に至りました。
Xiaomiスマホのコスパが高い理由
Xiaomiのスマホは、低価格で高品質、つまりコストパフォーマンスが非常に高い。
iPhoneと比較すると、同程度の性能を持つ機種が、iPhoneの半額近くや3~4割安の値段で販売されています。
これだけコスパがいい理由は、Xiaomiのビジネスモデルにあります。
Xiaomiは、「スマホで儲けないと宣言するスマホメーカー」であり、XiaomiのCEO雷軍氏は、「2018年以降、Xiaomiのハードウェア製品の利益率は5%以下に抑える」と宣言しています。
Xiaomiが手掛ける事業の売り上げ比率でみると、スマホの販売は7割を占めますが、スマホ部門の利益率は半分以下で、広告事業やスマホアプリなどのインターネットサービス部門が高い利益率を出しています。
つまり、薄利多売でスマホを販売してスマホ市場の高いシェアを獲得し、スマホを企業の広告塔として、利益はほかの部門で稼ぐという戦略です。
現在は、スマホ販売で確立したブランド力を生かして、IoT製品の小売り事業に力を入れているようです。
こうした異色のビジネスモデルにも、注目が集まっています。
私が利用したことのあるXiaomiスマホ機種
- Xiaomi Mi5
- Xiaomi Mi8 SE
日本市場でのXiaomi
冒頭でも書いたように、世界では有名な企業ですが、日本での知名度は低いです。
それもそのはず、最近までXiaomi製品は日本では正式に発売されていませんでした。
2017年にTJC株式会社が日本国内初の正式代理店となりましたが、現在のところは、スマホは扱っておらず、モバイルバッテリーやスマホ関連商品の販売のみにとどまっています。
この正規代理店開始にともない、日本国内で技適を取得するのか、今後の動きに注目したいところです。