私が留学先にニュージーランドを選んだ理由の一つに、
人生で一度はスカイダイビングをしてみたいという思いがありました。
アクティビティ大国のニュージーランドであれば、手軽にスカイダイビングに挑戦できると思ったからです。
ここでは、
- 美しく壮大な自然の宝庫であるニュージーランドでできるスカイダイビングの魅力
- ニュージーランドのスカイダイビングスポットとその費用
- 到達高度やオプションについて
- スカイダイビングで気を付けるべきこと
を紹介したいと思います。
【読んでほしい人】
- スカイダイビングに興味がある人
- ニュージーランドに滞在中の人、行く予定の人
- 絶叫系アクティビティに興味のある人
タンデムスカイダイビングとは
初めてのスカイダイビングで行うのは、タンデムダイビングです。
タンデムダイブとは、経験豊富なダイバーと二人一組になって、一緒に飛び降ります。
インストラクタ-ダイバーが後ろ(上)につき、体験者は、地面に近い位置です。
体験者はダイバーにくっついているだけで、飛び出すタイミングもすべてお任せ。
身を任せるのみで安心して飛ぶことができます。
オプションを付けると、ダイバーがカメラ(ゴープロ)を腕などに取り付けていて、スカイダイビング中の映像を撮影してくれます。
NZ国内のスカイダイビングスポット12
※2018年10月時点の情報です。
北島
ベイオブアイランド – Skydive Bay of Island
- 9,000/ 12,000/ 16,000ft
- NZ$259~
オークランドから北に3時間、ニュージーランドの最北エリアにある、温暖なベイエリア。
南島の雪山とはまた違う海岸エリアの景色があります。
オークランド Auckland
- 9,000/ 13,000/ 16,500ft
- NZ$295~
オークランドから北に車で45分、プラカイにあります。
- 7,000/ 9,000/ 13,000ft
- NZ$295~
オークランドとハミルトンの中間に位置し、内陸部です。
郊外ですが、オークランド市内から1時間以内でアクセスできるスポット。
どちらも市内中心部からの無料送迎付きなので安心です。
タウランガ – Skydive Tauranga
- 10,000/ 12,000ft
- NZ$325~
ビーチも山の景色も美しい温暖なタウランガ。雪山とはまた違った海岸都市のならではのビーチの景色、また独特な地形が見下ろせます。
タウポ – Skydive Taupo
- 12,000/ 15,000ft
- NZ$279~
ニュージーランド最大のタウポ湖やナウルホエ山の景色が魅力。
ワンガレイ – Skydive Ballistic Blondes
あまり知られていない都市ですが、ワンガレイはニュージーランドで最も暖かい都市ともいわれています。
山もありますが、湾岸都市のためウェータースポーツができ、離島へのアクセス拠点となる場所。
南島
エーベルタスマン – Skydive Abel Tasman
- 9,000/ 13,000/ 16,500ft
- NZ$269~
私のお気に入りの場所の1つ、エーベルタスマン。美しい海岸線、長いビーチが魅力。エーベルタスマン国立公園を空から一望できます。
フランツジョセフ – Skydive Franz
- 13,000/ 16,500/ 19,000ft
- NZ$319~
氷河が見下ろせる!国内で最も高い地点からのジャンプができる場所です。
フォックス氷河 – Skydive Fox glacier
- 9,000/ 13,000/ 16,500ft
- NZ$249~
こちらもフランツジョセフと並んで、ニュージーランドの2大氷河。
森林、湖、川、氷河、もちろん、アオラキ/マウントクックとタスマン山も見られる贅沢なスポット。
メスベン – Skydiving Kiwis
- 6,000/ 9,000/ 13,000ft
- NZ$235~
クライストチャーチから約1時間、カンタベリーのスカイダイビングスポット。
カンタベリーの大平野と長い海岸線が見渡せます。
ワナカ – Skydive Wanaka
- 9,000/ 12,000/ 15,000ft
- NZ$235~
ワナカ湖と、マウントクック、マウントアスパイリングが見られる人気スポット。
クイーンズタウン – NZOne Skydive
- 9,000/ 12,000/ 15,000ft
- NZ$299~
大人気観光地のクイーンズタウン。美しい山々や湖の景色は圧巻。
グレーノーキー – Skydive Southern Alps
- 9,000/ 12,000/ 15,000ft
- NZ$289~
クイーンズタウンから車で45分ほどの距離にあるグレーノーキー。
クイーンズタウンの賑わいからは少し離れ、雪山に囲まれた手つかずの自然が残る場所です。
厳選!おすすめ2スポット
上記で挙げたように、ニュージーランドでは国内各地でスカイダイビングができます。
南北に長く、大きな山脈や山を持つニュージーランドは、都市によって全く違った景色が見られ、それぞれの特色があります。
スカイダイビングはスリリングな体験もそうですが、空からの景色を楽しむことがもう一つの醍醐味です。そのため、自分の見たい景色がある場所や好きな場所で行うのがいいと思っています。
私がニュージーランドで体験したのは、カンタベリーのメスベン。快晴の天候のもと、カンタベリー平野の長い海岸線が眼下に広がり、その景色には感激しました。
氷河を見下ろすスカイダイブ
もし、もう一度チャンスがあるなら、フランツジョセフかフォックス氷河で挑戦したいと思っています!
(フランツジョセフとフォックス氷河は、別々の場所ですが、車で30分程度の距離で隣接しており、相互のアクセスは容易です。)
理由は、氷河が近くで見られるから。
氷河が見られる場所は世界でも限られた場所のみ。さらに、ニュージーランドのこの2つの氷河はアクセスも比較的容易です。
もちろんスカイダイビングをしなくても、ヘリなどで氷河に近づくことができますが、スカイダイビングスポットとしても最高です。
NZのNo1リゾート地クイーンズタウン
クイーンズタウンは小さな町ですが、国内外から旅行者が訪れる非常に美しい場所です。
クイーンズタウンの魅力は、中心にあるワイカティプ湖とその周辺にそびえる雪をかぶる山々の景色。
観光地化された印象はありますが、豊富なアクティビティや充実した飲食店など旅行者向けの設備が整い、誰もが楽しめるスポットです。
スカイダイビングもクイーンズタウンを選べば間違いなし!
スカイダイビングの相場は?
料金は高度が高いほど高額
スカイダイビングって、いくらかかるんでしょうか?
上記でも少し料金情報を載せましたが、あくまでもスタート料金です。
スカイダイビングの料金は、飛び降りる到達地点の高さによって変わってきます。
さらに、写真/ムービーのオプションを付けると高くなります。
私の場合
私の場合は、メスベンのSkydiving Kiwisで、体験。
9,000ft(≒2700M、30秒のフリーフォール)を選択、Photos&DVDオプション追加。
NZ$285(スカイダイブ)+ NZ$199(オプション) = NZ$484
日本円で36,300円(75円/$で計算)
(私の場合は、優待券を利用して25%オフのNZ$363になりました。)
NZ最高高度を選ぶと
最も安く済ませようと思えば、NZ$300(22,500円)弱からできますが、
せっかくなので、ジャンプオフ地点がNZで最も高いSkydive Franzの19,000ft(フリーフォールはなんと75秒!)を選択すると、NZ$559(約42,000円)
さらに写真と映像の最も贅沢なコンボ(タンデムで一緒に飛ぶダイバーに加えて、別で飛ぶカメラマンも頼む場合)は、NZ$259(約19,500円)
これを合わせると、559 + 259 = NZ$818 (61,500円)です。
高さやオプションによって、3倍近くも変わってきます。
高さと写真やムービーのオプション
高いほどスリル大!1分超えのフリーフォール!
高いところから飛び降りるほど、フリーフォール(飛び降りてからパラシュートを開くまで)の時間が長くなります。
フリーフォールは重力に引かれるままに速度を上げて落ちていく時間。
スリルを最も味わえる時間でもあります。長いものは、60秒を超えます。
スリルを求めるなら、できるだけ高い高度を選びます。
(おそらく)最低高度の6,000ftと、NZ最高高度の19,000ftを比較してみます。
- 6,000ft(≒1,800m)は、15秒のフリーフォール
- 19,000ft(≒5,800m)は、75秒のフリーフォール
フリーフォールの時間がなんと1分も違います!体感的にもかなり大きな差があると思われます。
写真や動画のオプション付がおすすめ
スカイダイビングのオプションにあるのが、写真とムービーです。
通常は自分のカメラを取り付けることはできないので、写真やムービーに残したいのであれば、オプションをつけることになります。
両方つけると、約NZ$200(会社によります)かかるのですが、これはぜひつけるべき!!
私は、写真と映像のコンボ(データ入りUSB込み)を追加しました。
スカイダイビングってほとんどの人は人生で何度も挑戦するものではないと思います。
もしかすると一生に一度の貴重な体験を、記憶だけでなく写真や映像にも残しておきたい。と私は思います。
スカイダイビングの写真って、いい画が撮れますよね。しっかり映像に残して、友達にも自慢しましょう。
スカイダイビングを行う前に知っておきたいこと
実施は天候に左右される
スカイダイビングは、危険を伴うアクティビティのため、天候が良好でないと実施できません。
私自身、これまでに2回、スカイダイビングをする機会がありました。
1度目(ニュージーランド)は、天候不良で中止。2回目(ブラジルのイグアス)は天候不良のため、中止。
こんな感じで、2回申し込んで、2回とも欠航になったんです。
ニュージーランドでは、無事別の日に振り替えできたのでよかったのですが。ブラジルは旅行中で、日程に余裕がなかったので諦めました。
中止になる可能性がある!ということは少し覚悟しておいたほうがいいと思います。
余裕を持った日程にしておくか、運が良ければ実施と思っていたほうが、欠航になった際のショックも小さいですね。
飛ぶ前の飲食は控える
スカイダイビングは、ジャンプオフ地点までの急激な上昇や、飛び降りる衝撃など、体に負担のかかるアクティビティです。
楽しい体験にするためにも、万全の体調で挑みましょう。
私と一緒にスカイダイビングに挑戦した友人は、気分が悪くなったせいか、飛び降りた後のフリーフォールの間に、上空で吐いてしまいました。
上空で降下中に吐いてしまうと、もどしたものは自分の顔に向かってきます(上空に向かって吐いたら別だと思いますが。。笑)
せっかくの貴重な体験が、少し痛い思い出になってしまったかもしれません。
それだけが理由かはわかりませんが、その友人は、スカイダイビングの前に炭酸飲料を飲んでいました。
そんなケースにも備えて、スカイダイビング前の飲食は避けたほうがいいと思います。
【感想】意外と怖くない!
ジェットコースターにも乗れない私が挑戦
実は、ジェットコースターにも乗れない私(高所は平気)が挑戦。
飛び出す前と飛び出した瞬間は、ものすごく怖かったですが、飛び出した後は景色を楽しむ余裕さえありました。
ジャンプオフする思いきりは必要なく、タンデムなので足踏みする暇もなく飛び出します(笑)
急降下する間は、スピード間こそ感じたものの、「浮いているような感覚」があり、恐怖心はどんどん消えていきました。
パラシュートが開くとフワッと、上に上昇するように感じますが、実際には降下速度が急激に落ちるだけで、上昇することはないようです。
パラシュートが開いた後は、遊覧飛行かのような気分です。
誇れる一生の体験
スカイダイビングはいつでもどこでもできるものではないので、ニュージーランドにいる間に挑戦できてよかったと心から思っています!
遊園地の絶叫マシンでは到底味わえない、「空から飛び降りる」という経験は、チャンスがあれば、いやチャンスを作って挑戦すべきです!
身一つで「空に浮いた感覚」が味わえるアクティビティって、ほかにあるでしょうか?
眼下に遮るものは何もなく、目に映るすべての景色を独り占めしているような気分になります。
私が自信をもっておすすめできるアクティビティです。