サルバドールは、ブラジルの中でも観光客に人気の都市の一つです。
ただ残念ながら、決して治安のいい場所ではありません。
そんなサルバドールを安全に120%満喫するために、いくつか知っておくべきポイントを紹介します。
サルバドールの治安は良くない!?
リオ同様かそれ以上の用心が必要
サルバドールはブラジルの中でも治安が悪いと有名な都市です。
あの治安が悪いと騒がれるリオデジャネイロよりも治安が悪いといわれることさえあります。
私は、サルバドールへ行く前にブラジル人の知り合いに、一人でサルバドールへ行くと伝えると信じられないという反応をされ、「気をつけなさい」と念押しされました。
実際訪れてみて、確かに、
治安はあまり良くないと感じました。
私はサルバドール滞在中に
- ちょっと怖いおもいしました(下に詳細)
- (私の不注意が原因ですが)スマホ盗まれました
ですが、サルバドール全体が危険なわけではありません。
お金を人前で出さない、路上でのスマホの扱いなど、
最低限のルールを守り、注意していれば問題なく楽しめる場所です。
エレベーターは下町と上町を分ける、治安の分岐点
サルバドールの旧市街は、エレベーターの上と下で「上町」と「下町」に分けられます。
心得ておくべきことは、観光名所の多い「上町」と比較して、「下町」は危険だということです。
観光名所の一つ、上町と下町を繋ぐラセルダ・エレベーターでは、上と下で治安状況の違いが顕著です。
エレベーターを降りてすぐにとても治安の悪い通りがあります。「コンセイアン・ダ・プライア通り(Rua da Conceição da Praia)」という名前の大きな通りです。
エレベーターの観光ついでに、モデーロ市場に訪れる人も多いと思います。エレベーターを降りて、道路を渡って正面にある市場に行くだけなら問題ないですが、降りてすぐの通りをうろうろするのは危険です。
私はこのあたりは危険エリアと心得ていたものの、はっきりどの通りか確認していなかったこともあり、その通りを一人でうろうろと歩いてしまいました。
しかし、歩きだしてすぐに、一人の女性が何か話しかけ(というよりは、訴え)ながら私の後を追ってきました。何を言っているのかはわかりませんでしたが、明らかに怪しい雰囲気でした。速足になって振り切ろうとしましたが、いつまでもついてきて、周囲にいる人達も決して良い雰囲気ではなかったので、怖くなって急いでエレベーターまで引き返し、「上町」に向かいました。
エレベーターを昇って「上町」に行くと、雰囲気は打って変わって、観光客も多く安心できます。
サルバドール市内移動のポイント
Google mapでチェック⇒紙にメモ
これは、ブラジル全体でいえることですが、Google mapのナビゲーション、電車やバスの情報がうまく機能しているので、とても便利に使えます。
出かける前に、目的地までの手段を検索してみましょう。Google mapでタクシー(Uber)と公共交通機関を両方調べてみて、所要時間や価格の違いを確認して移動手段を決めます。
バスに乗る場合は、何時に何番のバスに乗ったらいいのか表示されます。宿のスタッフに確認しておくとさらに安心です。
外でスマホを取り出してチェックするのは、控えたほうがいいため
「行先とバスのナンバーを紙にメモ」しておけば、いざというときに人に聞きやすいです。
サルバドールはとても親切な人ばかりなので、言葉がわからなくても紙を見せれば教えてくれます。私はこの方法で何度も助けてもらいました。
安くいくなら移動はバス
サルバドールで公共交通機関はバスです。
リオのように一応地下鉄もあるのですが、まだまだ建設段階で駅数も少なく、観光スポットへのアクセスには役立ちません。
バスを使うメリットは何といってもその安さ!
空港までも4リアル(120円)程度で行けてしまいます。
バスには行先によってナンバーが振ってあるので、何番のバスに乗るのか、事前にチェックしておきましょう。
バスは値段相応のクオリティー
バスは安くて便利ですが、日本のバスのような快適さからはかけ離れます。
まず、エアコンはありません。窓から風は入ってきますが、暑いです。
市街地を走る際は、外の空気もあまり綺麗ではないので、風を浴びてもあまり気持ちよくないかもしれません。
バス車内は決して綺麗ではありません。座席はかなり古びていて、薄汚れた印象。ごみが落ちていることもあります。私は、サルバドールのバス車内でゴキブリを目撃しました。。
行先や時間帯によると思いますが、車内は混むことがあります。
座る場所がなく、立ち乗りになることもあるかもしれません。バスの運転は荒いので、しっかり捕まって、揺れにこらえられるポジションを見つける必要があります。
バス車内に売り子がやってきます。売り子は便利なので、決してマイナスポイントではないのですが、少し注意が必要です。
海外で旅をしているとよく見かけるのが、車内に入ってくる売り子。飲み物やおやつが買えたりと便利なのですが、ブラジルでは、少し違った手法を使っていることがあります。
バスに乗っていると、バスに乗車してきた売り子が、乗客一人ひとりにお菓子を配り、なんだろうと思ったのですが、どうやら買ってほしい商品のようで、しばらくすると回収にやってきます。購入する場合はその際にお金を払います。
何も怖いことはありませんが、タダで配られたと思って、すぐにカバンにしまったり開けて食べてしまうのは良くないと思います。
あとはほかにも、車内で歌を歌ったりしてパフォーマンスをした後に、お金を募ることがあります。(なにか大声で呼びかけていたのですが、私は全く理解できませんでした)。きっと生活のためか、なにか別のもののためにお金を援助してほしいということなんだと思います。小銭が余っていたりしたら、寄付してもいいと思いますが、何も払わなくても問題はありません。
安全で快適なタクシー。しかし…
バスでの移動もいいですが、異動時間や快適さ、治安面を考慮するとタクシーが便利な交通手段です。
サルバドールでは、メーターを使わないタクシーも多いため、その場合は乗車前に価格交渉をしておく必要があります。
観光客には価格を高く設定したりするドライバーもいるので注意が必要です。
Uberも広く使われているので、おすすめ!
見どころが広範囲に渡るサルバドールでは、長距離で移動すると価格も高くなってしまいます。バスは無理だけど、価格を抑えたい人は、Uberを使うといいです。
手っ取り早く、シティツアーに参加するのもありです。
宿泊はバーハエリアがおすすめ

photo credit: Larissa Mincov Farol da Barra via photopin (license)
私もサルバドール滞在中、バーハ(Barra)エリアに滞在しました。その理由を紹介します
ビーチやバーハ要塞、見どころが近い
サルバドールで最も人気のビーチ「ポルト・ダ・バーハ(Porto da Barra)」が近い!
もう一つの南側の長いビーチ、「ファロウ・ダ・バーハ(farol da barra)」ビーチ沿いの大通りは、ランニングや散歩にもピッタリ。
観光エリア。だから安全。
観光客向けのお店も多いですが、決してリオのコパカバーナのように観光客で溢れかえったりはしていません。
ローカルもたくさん見かけます。
私はカーニバル直前の時期に訪れていたのですが、道ばたでサンバの練習をしているグループを見かけました。
一般的に、観光エリアは安全なエリアです。
人通りが多いですし、警備対策もしっかりされるので比較的安全です。私が泊まった宿の近くには交番がありました。
スーパーやショッピングモールもあり、スーパーも揃うので不便はありません。
観光地といっても、一気に人が押し寄せるような目玉があるわけではないので、リラックスした時間が楽しめるエリアです!
中心部ではないけどアクセスも悪くない
バーハエリアは、サルバドールの南端で市内中心部からは少し離れますが、
アクセスは決して悪くありません。
観光地エリアのため、バーハエリアを運航するバスの本数は多いです。
また、空港ともバス1本で行き来できます。
終わりに
いかがでしたか?
しっかりとポイントを抑えて、サルバドールでの時間を最大限に楽しんでください!