クスコから日帰り、ペルーの新名所「レインボーマウンテン」

南米

日本の3.4倍あるペルーの国土。西側にアンデス山々が連なり、その気候は多様です。

マチュピチュに限らずたくさんの見どころがある国ですが、

その中でも近年人気急上昇中のレインボーマウンテンRainbow MountainVinicunca Mountainとして知られています)についてご紹介します。

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レインボーマウンテンってどんなとこ?

カラフルな層の山肌

その名のとおり、山肌の色が虹のように層になっているんです。

地層の成分が異なることから、このような”レインボーマウンテン”となっているそうです。

写真映えするこの景色が人気を集めています。

道中にはアルパカたちが

レインボーマウンテンへのトレッキングコースは、非常にのどかな風景の中にあります。途中にはアルパカやリャマが!

野放しにされているので、自然な様子のアルパカを間近で見ることができるのも大きな魅力。子どものアルパカもいたりするので、何度も足を止めてカメラを構えてしまいます。

真っ直ぐな道ですが、登るにつれて景色は変わっていき、周囲の山々の景色がとても綺麗!

ここ数年の新名所

レインボーマウンテンは、4、5年ほど前から観光地として知られるようになった新しい名所です。

山の雪が解けた

なぜ最近の名所なのかというと、温暖化により山の雪が解け、山肌が見えるようになったからです。

それまでは、山は雪に覆われていたので、見ることはできなかったのです。

観光客は急増中

人が増えてきた頂上付近

観光地として人々が訪れるようになると、たちまちペルーの新名所として広く知られるようになりました。

今や毎日何百人や千人を超えるの人が訪れるようになったそう。

私が訪れたのは、雨季の12月。ローシーズンにあたる季節ですが、それでも多くの観光客がいました。

ベストシーズンは乾季

以前は、乾季(5月~11月)のみアクセス可能だったようですが、最近では雨季でも訪れることができます。

しかし、雨季の場合は山頂で雪が降ってたり、雨が降ることも多いので、カラフルな山肌が見られないこともあります。あの絶景を期待してレインボーマウンテンを見に行ったのに、山が雪に覆われていたのではがっかりしてしまいます。

さらには、雨や雪の中でのハイクは難易度が増し、滑りやすくぬかるんだトレックを歩くことが余儀なくされることも。ただでさえ高所なので、危険な状況では無理をしないことも大事です。

悪天候でもツアーは催行されるようなので、天候を見極めて、必要であれば前日に日程変更をするなどの判断が必要です(天候は変わりやすいため、前日でないと天気を予想することは難しいです)。

その点、乾季は雪が降ることも少なく、綺麗なレインボーが見られる確率が高いです。

ただし、その分訪問者も多くなる点には注意。

ちゃびこ
ちゃびこ

私は、雨季真っ只中の12月に訪問。数日前には雪で見られなかったなどの情報もあり、懸念はあったものの、ここまで来たからには!と賭けで行くことにしました。

レインボーマウンテンはハイキングスポット(乗馬も可)

レインボーマウンテンへ車でアクセスできるのは、登山口までです。

登山口からは歩いてのアクセスとなります。ツアーのメインアクティビティはトレッキングです。

馬に乗っていくことも

登山口から少し歩いたところに観光客を乗せるために馬が待ってくれています。

体力に自信がない方、高所に慣れていない場合は、馬に乗るのがおすすめ。

ただし、馬がアクセスできる範囲は限られているため、最初の馬がいる場所までと、最後の急斜面は、自分の足で歩く必要があります(ここが一番キツイところです)。

馬に乗るには、その場で料金を支払います。料金は片道70~80soles(2,500円)程度(金額は事前にツアー申込の際に確認しておくことをおすすめします)。

ちなみにトレッカーたちにあわせて馬(とその引き手)はついてきているので、疲れたら途中で馬に乗ることも可能。値段交渉もできるので、頂上に近くなるほど安く乗ることができます。

4時間程度のハイク

往復15km程度と、距離はそう長くないのですが、難関はその標高。

全体的に緩やかな登りなのですが、急な登りを進んでいるように息切れし、何度も立ち止まって休憩しながら進みました。

ツアーに参加前には、少なくとも3、4日クスコやそれ以上の日数を適度な高所で過ごして、身体を慣らしてから参加するのが鉄則。高山病の症状が出てしまった場合は、無理せずに引き返す判断も大事です。

ちゃびこ
ちゃびこ

私はマチュピチュまで歩くインカトレイルを終えた翌日に、レインボーマウンテンハイクに参加(クスコ滞在はこの日までだったので)。疲れも残っていてしんどかったですが、無事頂上まで完歩!雪もなく美しい景色が見られて大満足でした!^^

【アクセス】クスコから日帰り

ペルー南部の観光拠点、クスコが拠点となります。

クスコからツアー参加

レインボーマウンテンへ行くには、クスコから日帰りツアーへの参加がお手軽。

人気スポットなので、クスコから多くのツアーが催行されています。

往復アクセス+ガイド+朝食昼食のセットが一般的。金額は60~100soles(2,000~3,300円)程度が相場です。

オンラインで高い金額で売りだされているツアーがあるようですが、クスコに着いてからツアーを申し込んだので十分です。

数あるツアーから選ぶ基準は?

クスコの通りには旅行代理店が数多く並び、レインボーマウンテンへのツアーは、人気ツアーの一つとしてよく見かけます。

どこでもそうなのですが、ツアー選びは結構大事。ここでどのツアーを選ぶかによって、質が大きく異なることも。また、必ずしも値段が高ければ質が高いというわけではないです。

見極めるのはなかなか難しいのですが、行程をよく確認することが大事だと思います。

出発時間と戻って来る時間、現地での実質滞在時間、食事の有無、ほかの訪問地など。いくつかツアーを比べてみるのがおすすめ。もし周りに既にツアーに参加した人がいるなら、その内容を聞いておくといいです。

私が参加したツアーは、往復アクセス、英語ガイド、朝昼食付で、出発は朝の4時でした。

クスコからは3時間ほどかかるので、道中で時間はありますが、途中なかなかの悪路なので寝るのは難しいかもしれません。

朝早く出発すると、比較的空いた時間にレインボーマウンテンを訪れることができます。パンフレットなどで見るレインボーマウンテンのような人が写っていない写真を撮るのは至難の業。通常、頂上は観光客であふれています。早めに着いたほうが、ほかの観光客がやってくる前に写真に収めることができます。

プライベートツアーもあり

ツアー参加ではなく、ガイド付きのプライベートツアーを依頼することもできます。

ツアーでは帰りの時間が決まっているため、ある程度ペースをあわせて進んでいかないといけないことも。また時間に急かされて頂上での滞在が短くなってしまう場合もあるようです。

自分のペースでゆっくり歩いたり、滞在したいというという場合にはプライベートツアーを検討しましょう。

高山病に要注意

クスコから日帰りということで、ツアーには比較的気軽に訪れることができるスポットですが、標高の高さを甘く見てはいけません。

山頂は5,000m超

頂上少し手前

レインボーマウンテンの標高は、登山口で4,200m、山頂では5,100mです。富士山の頂上が3,700mほどなので、それよりも高い地点からスタートです。

人によっては、標高2,500m程度から高山病を発症するといわれ、その倍以上あるレインボーマウンテンでは高所対策が必須となります。

十分に準備をしていないと、高い確率で高山病の症状に悩まされることになります。

事前に身体を慣らしておくことが大事

5,000m越えのハイクに挑戦するには、どれくらいの標高で慣れておく必要があるのでしょうか?

5,000m越は頂上付近のみなので、滞在するのは長くて1時間程度。トレッキングの中心は、4,000m台です。

まずは、出発前にクスコで3,4日(できるなら1週間)程度滞在するのがいいと思います。海抜付近(日本の多くの都市は海抜に近い標高)から突然レインボーマウンテンを訪れるのは非常に危険です。

クスコの標高は3,400mなので、そこからさらに数千m上昇するのですが、クスコの標高に慣れているだけで全然違います。

私を含め一緒に参加した仲間たちは、すでに何週間かペルーに滞在し(インカトレイルも歩き)、高所スポットにも何度か訪れていたため、高山病の症状が出ている人はいませんでした。

雨、寒さ対策も必須

頂上の気温は氷点下

レインボーマウンテンは高所にあるため、頂上の気温は氷点下です。登山口でもそれなりに寒いです。

歩いている間は身体を動かしているため、そう寒さは感じないのですが、頂上に到達して歩みを止めると急激に寒さを感じます。

また頂上だけではなく、標高や天候の変化にともない体感温度も変わるので、体温調節ができるよう着脱しやすい服装がベスト

急な雨への備えを

トレッキングといえば当然かもしれませんが、雨対策も必須です。

クスコで売っている安いポンチョは、レインジャケットの上に重ねる目的ならいいですが、それだけで雨対策としては不十分です。

また雨が降ると、ぬかるんで歩きにくくなるので、しっかりとしたトレッキングシューズも必要です。

天候の悪い状況に備えていないと、雨や雪でずぶぬれになり、気温も下がって凍えながら下山するというような悲惨な状況になってしまう可能性があります。

ちゃびこ
ちゃびこ

私は十分な寒さ、雨対策をして向かいました。歩いている途中で何度か着たり脱いだりして、頂上では、手袋、帽子、ダウンジャケットと完全防備状態でした(笑) 下山の後半に少し雨にあいましたが、ほとんどの行程はまずまずの天候だったのでラッキーでした。

マチュピチュだけではもったいない!

個人的な感想としては、マチュピチュよりもレインボーマウンテンに感動しました

目の前に見るカラフルな山肌、さらに周囲に広がるアンデス山脈の景色は見物です。

あまり事前情報がなかった(調べていなかった)からかもしれませんが、こんな景色があるんだという自然の神秘への感激。まだそこまで観光地化されていない、現地の人たちの生活の様子を垣間見られるような雰囲気も印象的でした。

もともとは静かな牧草地だった場所が、現在のように人が押し寄せてくる場所となり、そこで暮らす人々の生活は大きく変わったとガイドの方から聞きました。今後さらに観光客が訪れるようになるとその様子も変わっていくのかなと思います。

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