ニュージーランドのビザは現地でも申請や切り替えができるってご存知ですか?
ワーホリをするにしても、最初からワーホリビザを取得しなくてもいいんです。
学生ビザで入国して、現地ニュージーランドでワーキングホリデービザへ切り替えることができるよ。
という話をしていきます。
私自身は、ニュージーランドへ行ってからワーホリをすることを決めたため、
結果として、学生ビザで入国、現地でワーホリに切り替えをしました。
※ビザに関する情報は予告なく変更されることがあります。必ず最新の情報をご確認ください。
学生ビザ(Student Visa)
学生ビザは、3ヵ月を超えて、フルタイムで就学することを目的としたビザです。
(3ヵ月以内の場合は、ビザ不要。)
学生ビザのポイント
- 学費を支払った期間が、就学期間として認められます。
- 学生ビザの申請には、フルタイム(授業時間が週20時間以上)のコースに申し込む必要あり。
- 片道航空券でも入国可能(滞在費と帰りの航空券代をカバーできるだけの資金証明が必要)。
- 一定の条件を満たせば、就労も可能
- 出入国が自由なマルチプルビザ
- 学校に継続して通うなら、延長も可能
- 就学期間後、1ヵ月は出国準備期間として滞在許可される
ビザ申請
学校へ申し込み、学費の支払いを済ませてからビザを申請します。
ニュージーランド移民局ウェブサイトからオンライン申請できます。
申請費用は無料です。
ご自身で申請する際は、ニュージーランド学生ビザ オンライン申請の方法が参考になります。
エージェントを通して学校を申し込む場合には、無料で学生ビザ申請代行してもらえることも。
学生ビザでも仕事はできる
2014年より、一定の条件を満たす場合、学生ビザであってもパートタイムでの就労が認められています。
一定の条件とは、
- 学校申し込み期間が、14週間以上
- フルタイム(週20時間以上)の学生
- NZQAが認めるカテゴリー1の学校
パートタイムでの就労とは、週20時間までです。
1年以上就学する学生は、ホリデー期間にはフルタイムで働くことができます。
ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)
ワーキングホリデービザは、休暇を過ごす目的でニュージーランドに1年まで滞在できるビザです。
ワーホリビザのポイント
- 対象者は、18歳以上31歳未満の日本国籍を持つ、心身ともに健康である方
- 就学、就労、観光となんでもできる自由度の高いビザ
- 就学は6ヵ月まで
- 就労期間の上限なし
- 片道航空券で入国可能!(資金を証明できることが条件)
- 出入国が自由なマルチプルビザ
- 3ヵ月以上季節労働(ファーム仕事)をすると3ヵ月延長も可能
ビザ申請
ワーホリビザは、ニュージーランド移民局サイトからオンラインで申請します。
日本からでも、国外からでも申請可能。
申請方法は、ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請方法で確認しておきましょう。
※ニュージーランド国内からの申請の場合は、申請料金が、NZ$208かかります。(日本国内からの申請は無料)
学生ビザ⇒ワーホリへのビザ切り替え
ビザ切り替えのタイミング
学生ビザで滞在できるのは、
「学費を支払った就学期間」+「出国準備期間として認められる1ヵ月」です。
学校が終わってから1ヵ月間の猶予があります。
この期間にワーホリビザを取得してしまえばいいのです。
ワーホリビザ取得には、大体1ヵ月くらいは見ておきましょう(個人差あり)。
就学期間中でも次のビザ申請はできるので、少し早めに申請してしまうのがいいと思います。
ワーホリビザの認定が間に合わない場合
現行ビザの期限内に、申請中のビザの結果が間に合いそうにない場合には、
Interim Visaという仮のビザが下りるので、申請さえしていれば、ビザなしの不法滞在になってしまう心配はありません。
このビザは、ビザ申請者側からなんの手続きも必要なく、移民局が勝手に手配してくれます。
このInterim visaが下りると、移民局からメールで連絡があります。
ただし、Interim visaでは、申請時保持しているビザと、申請しているビザの種類で、ビザ条件が指定されます。
学生ビザからワーホリビザ申請だと、Interim visaは観光ビザ扱いになり、その期間の就労は認められなくなります。
学生ビザでパートタイム就労をしている場合には、注意が必要です。
学生ビザで入国するメリット
学生の特典を活用
ワーホリビザでやってくる場合でも、最初の数ヵ月間は語学学校に通う人は多いです。
それは、語学力の不安、独りぼっちの生活の不安を解消してくれる場所だからです。
同じ境遇の学生が集まる語学学校は、友達作りにも、語学力向上のスタートアップとしても最適の場所です。
6ヵ月以内であれば、ワーホリビザでも学生ビザでも、学校に通うことはできます。
学生ビザであれば、フルタイムで3ヵ月以上学校に通うことになるため、最初の数ヵ月間は、正真正銘の学生として過ごしてみてもいいのではないでしょうか。
この学生期間を「語学力を伸ばす期間」として集中的に語学力向上に取り組むことで、その効果もあらわれやすいです。
学生の間は、交通機関の運賃や施設への入場料などで割引を受けられることもあります。
学生期間に働くための”事前準備”をできる
ニュージーランドで仕事をする上でために、事前に準備をしておかなければならないことがあります。
具体的には、銀行口座の開設や、IRDナンバー(納税者番号)の取得です。
こういった手続きを、学校に通っている間に済ませることができます。
学校には、同じようにワーホリで来ている学生が多くいるので、友達と協力しあうことができ、仲間がいるのは心強いです。
学生のサポートをするアドバイザー(大きめの学校へ行くと日本人スタッフがいることも)や、先生は留学生の対応に慣れているので、頼ってみるのもいいでしょう。
手続きに限らず、仕事探しに必須のCV(履歴書)作成について教えてもらったり、場合によっては添削してもらえることもあります。
プラン変更にも対応できる
ニュージーランドで学生生活を送ってみて、もっと学生をしたいと思ったら学生ビザを延長することも可能です。
学びたい専門分野がある人には、専門留学もおすすめ。
その後に、学んだことを生かして、現地でインターンシップに挑戦という道も。
ニュージーランドワーホリは人生1度きりなので、時間が許すのであれば、次の機会に取っておくことという手もあります。
1年より長く滞在できる
最初からワーキングホリデービザで行くのではなく、学生ビザで行って現地でワーホリへ切り替える最大のメリットは、
通常ワーホリで過ごせる1年間より長く滞在できるということです。
ワーキングホリデーは、1年間という限られた期間のビザです。
これに学生ビザを組み合わせることで、学生ビザの期間+ワーホリの1年間、ニュージーランドに滞在することができます。
1年もあれば十分。と思うかもしれませんが、出発前にはそう考えていてもニュージーランドで生活をしているうちに、「もっと長くいたい」と思うようになるかもしれません。
行ってみると、あれもしたいこれもしたい、とやってみたいことがたくさん出てくるものです。
1年間では、時間が足りなくて、どうしてもやりきれないということがあります。
時間がある分、より深くニュージーランドを知り、より多くのことに挑戦してほしいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
「時間がある」というのは、やはり大きなメリット。
少しで長く滞在したい!という方は、ぜひ学生ビザも検討してみてください。