今回はリオからアクセス良しの美しいリゾートアイランド
Ilha Grande(イーリャ・グランデ)を紹介します。
リオの喧騒や安全面での緊張感に疲れたら、リゾート島でのんびりしてはいかかですか?
イーリャ・グランデについて
イーリャ・グランデとは、ポルトガル語で大きな島という意味です。
面積は193平方kmで、日本の島だと沖縄の石垣島より少し小さい程度です。
リオデジャネイロから100kmほど西にあります。
かつてはハンセン感染者が隔離され、その後は軍事基地として使われ、刑務所が1990年代前半まで置かれていました。刑務所が閉鎖されてからは急速に観光地化が進み、現在では中心地にはホステルやバー、レストランがひしめいています。
複数の村から構成されていますが、観光客が集まるのはVila do Abraãoという村です。
高級ホテルは村の郊外にいくつかありますが、主な宿泊施設はゲストハウスやホステルです。
島では車の乗り入れが禁止されています。
宿まで荷物運びが必要な場合は、ポーターにお金を払って運んでもらうことができます。
楽しみ方
ボートツアー
島での移動手段は限られているので、島を巡るにはボートでの移動になります。
ボートツアーには多くの種類があります。島の周囲を巡るツアーや猿のいる島を訪れるツアー、ブラジルのカクテル、カイペリーニャが飲み放題のパーティボートなんかもあります。
もちろんシュノーケリングやダイビングなどマリンアクティビティも楽しめます!
ツアー会社はたくさんあるので、ぜひいろいろ回って検討してください。
サンライズハイキング
島には、山頂に上るハイキングコースがあります。
日が昇る前の暗い時間に登るため、個人では迷う危険性があり、ツアーがおすすめされています。
私はこれをすごくやってみたかったんですが、天候があまり良くなく、日の出が見られるかわからなかったので諦めました。涙
Paraia Lopes Mendes (ロペスマンデスビーチ)
この島で最も有名なビーチです。遠浅の美しいビーチが広がっています。
Vila do Abraãoからボートで近くのビーチまで行き、T11のトレイルを1kmほど歩いていくことができます。または、ボートなしで中心地から歩いていくと3時間ほどです。
ゆったりとした空気が流れるビーチで、のんびりと寛いで過ごすには最高の場所です。
アクセス
島へはフェリーでアクセスですが、行き方は以下の2つです。
- バスとフェリーを乗り継ぐ(自己手配)
- バスとフェリーがセットになった交通サービスを手配する
後者のほうが簡単でおすすめですが、少しでも安く行きたいという方のために、自己乗り継ぎについても少し説明します。
バスとフェリーを乗り継ぐ
長距離バスでフェリーが出航する港町まで行き、そこからイーリャ・グランデ行きのフェリーに乗ります。
イーリャ・グランデへの拠点となる港町は、Mangaratiba、Conceição de Jacarei、Angra Dos Reisの3つです。
これらの港町までは、リオやパラチ、サンパウロから長距離バスでアクセスできます。
リオから出発の場合、セントロエリアから少し外れたサント・クリスト地区にあるバスターミナル(Novo Rio Terminal)から出発します。バス会社はCosta Verdeです。
バスを降りてから港までは、徒歩やタクシーで移動が必要です。
Mangaratiba
3つのうちリオから最も近く、バスで2.5~3時間です。Mangaratiba行きのバスに乗るか、Angra Dos Reis行きのバスに乗って、途中下車します。フェリーの運航数は少なく、島まで距離があり、乗船時間は1時間45分と長いです。
Conceição de Jacarei
リオからバスで3.5~4時間です。イーリャ・グランデ島から最も近い港で、乗船時間は40分から1時間ほど。フェリー運航数は多い。
Angra Dos Reis
リオから最も遠い(パラチやサンパウロからは最も近い)港ですが、バスがバスターミナルに到着するので、わかりやすいです。(上記2つは、道路の脇のバスストップで降ろしてもらいます。)リオからは、3時間弱で到着します。
フェリー乗り場が3つ(Cais da Lapa、Cais de Santa Luzia、Cais de Turismo)あり、島の経由地や行先が異なります。メインの村Vila do Abraãoに行くのであれば、Cais da Lapaを利用するといいです。バスターミナルから最も遠い乗り場です。
いろいろな行き方がありますが、以下の方法が最も簡単だと思います。
リオから長距離バスでAngra Dos Reisのバスターミナルまで(R$40程度)、そこからフェリー乗り場Cais da Lapaまでタクシー(R$20程度)、港でフェリーのチケットを購入して、Vila do Abraãoまで(R$7~)。
フェリーは、大きさや設備によって料金が異なります。
船酔いをする方は、酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。
フェリーの時間を確認して、朝早めのバスに乗るのが無難です。
便や料金は平日と週末で異なる場合があるので注意してください。
フェリーの時間が合わない場合は、複数人集まれば運行するプライベートボートもあるようです。
バス+フェリーの交通サービスを手配
リオやパラチの宿泊施設まで迎えに来てもらえる、陸路移動とフェリーがセットになった、シャトルバスサービスを手配することもできます。
宿から出発でき、バスターミナルから港への乗り換えも自分でしなくていいので楽ちんです。
いくつかツアー会社がありますが、こちら(英語/スペイン語サイト)はリオの国際空港からのシャトルバスもあります。
片道US$35~です。
注意点
島にはATMがない
島へ渡る前に、十分な現金を用意しておきましょう。
島にはATMが無いためお金を下ろすことができません。
観光地の島なので、カード決済可能の店も多いですが、現金で払うより1割くらい割り増しされます。(もしくは現金だと割引いてくれる)
日程には余裕をもって
綺麗な海やビーチを楽しむのに最高の場所ですが、やはり天候には左右されます。
運が良ければ、真っ青な青空が毎日見られるかもしれませんが、こればかりは保証はありません。
残念ながら強い雨が降ったり、どんよりとし曇り空が続くこともあります。(私の滞在中はそんな天気でした涙)
なので、十分に満喫するためにも、日程に余裕をもって訪れることをおすすめします。