ニュージーランドワーホリ中の体験談です。
【無料滞在】WWOOF(ウーフ)を利用してファームステイしてみた
HelpX(ヘルプエックス)とは
HelpXとは、help exchange の略で、help(手伝い)をする代わりに、宿(と食事)の提供をexchange(交換)するシステムを構築したウェブサイトです。
イギリス人がオーストラリアとニュージーランドを旅行中にエクスチェンジをした経験から立ち上げたシステムです。オーストラリア、ニュージーランド、カナダやヨーロッパを始め、世界各地で利用できます。登録ホストの数は多くないですが、実は日本でもあります!
手伝いを必要とするHost(ホスト)と、手伝いを提供するHelper(ヘルパー)を繋ぐ役割をしています。
つまり、このサイトを利用して、簡単にエクスチェンジ先を見つけることができます。
ホストはファームやホステル、一般家庭などで、エクスチェンジ内容はファーム仕事から、オーペアや家事手伝いなど多岐に渡ります。
類似サイトにWorkawayがあります。こちらはヨーロッパで人気。
準備編
登録
まずは登録から。
HelpXウェブサイトからどうぞ。 https://www.helpx.net/
会員には、無料(Free)とプレミア(Premier)の2種類あります。
無料会員でもホストの検索ができますが、ホストの情報を限られた範囲でしか見ることができず、ホストにメッセージを送ることや、ホストの連絡先情報を見ることができません。
プレミア会員は、会費が€20で2年間有効、どこの国でも利用できます。
プレミア会員になると、ホストの連絡先やホストの位置も確認することができ、ホストにメッセージを送ることができます。また、レビューを読むことができます。
無料会員もありますが、現実的に使えるのは、有料のプレミア会員です。€20で2年間も使えるとなると安いものです!ケチらずに最初からプレミア会員に登録しましょう。
無料会員でホストを見つけるには、自分のプロフィール欄を見て、気に入ってくれたホストがわざわざ連絡をしてくれるのを待つしかありません。魅力的なプロフィールを書けばホストから連絡がくる可能性はありますが、あまり期待できません。連絡が来ても、そのホストのレビューを確認できないのは痛いです。
プロフィール設定
プロフィールはホストがヘルパーのことを知る唯一の手段なので、とても大事です。
自分ができること、経験や、得意なことを書きます。
希望地域や滞在期間なども書いておきましょう。
顔も知らない他人を、家に入れるのは怖いですよね?
ホストにコンタクトをとる
登録が終われば、ホストの検索をします。
地図検索ができるので、地域を絞って探すことができます。
次の点はよく確認しておくべきでしょう。
もちろんレビューはしっかり読みます。
- 仕事内容と時間
- 受け入れ期間
- エクスチェンジ内容(食事は含まれているか)
- 家畜やペットの有無
- Wi-Fiの有無
- アクセス
気に入ったホストが見つかったら、メッセージを送ります。
プロフィールに書いてあるからといって省略せず、軽く自己紹介を含めたメッセージを送りましょう。
なぜそのホストに興味を持ったのか理由を含めると、好印象です。
開始前に気を付けること
条件を確認
仕事時間は、3~6時間程度とホストによりかなり幅があります。
あまりに時間が長い場合は、割に合わないと思います。
ホストの中には、○○の経験者など条件を提示していることもあるので注意。
3食付きが基本ですが、仕事時間が短い代わりに全く食事がついていないこともあります。
また、食事は食材を提供するから自炊で、なんてところも。
宿泊場所は一部屋を提供してくれることが多いですが、中にはヘルパーを複数人受け入れて、ほかのヘルパーとルームシェアをすることもあります。
不明な点は、メッセージで質問してみるなど、開始前に不明点はないようにしておきます。
自分に合うホストを見つける
こういった人向いている、こういった人は向いていない、こんな人に来てほしい!
と詳細を記載してあるホストもあります。
評価の良いホストだからという理由のみで選ぶのではなく、
自分の求める条件に合致するかを考慮します。
体験談
ステイ先
3件のホスト宅に滞在しました。
どこもファームでなはく、一般家庭です。
①一人暮らしの年配の女性
②自営業をする50代の夫婦
③共働きパートナー
掃除などの身の回りのこと、自営業、また家の改装や庭づくり
で手を必要としているホストでした。
食事は三食付きで、部屋は家の一部屋、シングルルームでした。
仕事内容
私が行った仕事です。掃除や庭仕事が多かったです。
- 家の掃除機掛け
- モップ掛け
- 窓掃除
- アイロン掛け
- 庭の掃き掃除
- 庭の草抜き
- ガーデニング
- 水耕栽培の手伝い
- 週末マーケットの店番
- 食事作り
一日の過ごし方
一日当たりの仕事時間は3~4時間でした。
①では、主に午前中に手伝いをして、午後は自由にしました。
②では、スケジュールが組まれ、午前のみや一日手伝い、休日など、日によって違いました。事前にスケジュールを一通り立ててくれたので、私の休みの計画も立てやすかったです。
③では、日中はホストは仕事に出かけるので、一人で仕事をしていました。
前日にこの仕事をしてほしいとリストが渡され、自分の好きな時間に仕事をしました。
どの滞在先でも、手伝いさえ終われば自由な時間だったので、散歩に出かけたり、近くの観光地に足を運んでみたりと過ごしました。
休みをもらって、一日トレッキングをしたり、少し離れた別の都市に出かけたりもしました。
ホストも私が仕事以外の時間に家にこもっているより、外に出て楽しんでいるほうが喜んでくれました。
滞在期間
どのエクスチェンジ先にも大体1週間程度を予定して、滞在しました。
ホストは、常にヘルパーを受け入れているところもあれば、
人手が必要な時期だけ受け入れていることろもあります。
前者は、自分の後に受け入れるヘルパーは事前に決まっているので、受け入れ期間はいつまでと決まっていることが多いです。
後者であれば、次にやってくるヘルパーの予定がないことが多いので、ホスト受け入れ期間も柔軟です。
ホストとは、どういう経緯でエクスチェンジをしているのかや、今後の予定を話したりするので、お互いの条件が合えば、もう少し滞在する?なんて言ってもらえます。
実際に私は3つ目のエクスチェンジで、1週間の予定を伸ばして1ヵ月滞在しました。
まとめ
私はHelpXをニュージーランド人の知人に教えてもらいました。
聞いてすぐに調べてみて、こんなに良いシステムがあるのか!と驚いたことを覚えています。
私は、HelpXを偶然知ることができてラッキーだったと思っています。ワーホリメーカーでも、こういった気軽にできるエクスチェンジを知っている人は少ないので、ぜひ知ってもらいたいと思って書きました。
この記事を見て、HelpXやエクスチェンジに興味をもってもらえたなら嬉しいです。